視覚障害を越えて地域と歩む──南治療院・南舘邦士さんの「あん摩一筋」36年の歩み

インタビュー記事
院データ
院名南治療院
代表者南舘邦士 あん摩マッサージ指圧師
専門領域スポーツ子ども肩こり腰痛
集客手法紹介
所在地〒034-0092青森県十和田市西1番町13‐5
電話0176-25-1136
営業時間Mo-Su 8:00-12:00 Mo-Su 13:00-19:00
公式HPhttps://minami.mobi/index.html
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この記事のポイント

  • 青森県の南治療院の院長インタビュー
  • 専門領域: スポーツ・子ども・肩こり・腰痛
  • 集客手法: 紹介
この記事でわかること

  • 南舘邦士さんが視覚障害を乗り越えてあん摩師の道を選んだ背景
  • 36年にわたる地域密着の施術スタイルとこだわり
  • 視覚障害者ならではの鋭敏な触覚を活かした独自のアプローチ
  • 脊柱管狭窄症やスポーツ障害など幅広い症状への対応
  • 非常勤講師としての教育活動と今後の展望

こんにちは!ライターの井ノ口です!
今回は、「南治療院」の南舘 邦士(みなみだて くにお)さんに、開業のきっかけや施術の特徴、経営の工夫、そして今後の展望についてお話を伺いました。

開業から36年。伝統的な「あん摩」の技を守り続けながら、地域に根ざした丁寧な施術で支持を集める南舘さん。今回はその温かな想いと、長年培われた信頼の背景に迫ります。

【南治療院】
◯住所:〒034-0092 青森県十和田市西1番町13‐5
◯電話番号:0176-25-1136
◯公式HP:https://minami.mobi/index.html

視覚障害を乗り越えて、あん摩の道へ

井ノ口:今の業界を目指されたきっかけを教えてください。

南舘さん:私は先天的な視覚障害を持っておりまして、小学校のころから視力の低下が進み、視覚障害者向けの学校に進学しました。当時は視覚障害者の職業といえば、あん摩マッサージ指圧師が定番でしたから、自然とその道を選びました。兄も同じ道に進んでいて、兄弟で一緒に働くようになったんです。

視覚が制限されることは、一見ハンディキャップのように映るかもしれません。しかし南舘さんにとって、あん摩の世界はむしろ自身の感覚を最大限に発揮できる場でした。指先に研ぎ澄まされた触覚は、長年の修練を経てさらに鋭く磨かれ、今では施術の大きな強みとなっています。

兄弟での開業から、36年間の地域密着へ

井ノ口:独立に至った経緯を教えていただけますか?

南舘さん:最初は兄の治療院で使用人として働いていましたが、結婚を機に自立を決めました。国道を挟んで東側が兄、西側が私という形で分かれ、それぞれの地域に根づいた治療院を運営しています。今の場所で36年になりますね。

青森県十和田市に根を張り、同じ場所で36年間患者さんと向き合い続けてきた南舘さん。その継続の背景には「患者さんとのつながりを大切にしたい」という一貫した想いがあります。長年通い続ける常連の患者さんも多く、地域における揺るぎない信頼がうかがえます。

10代から60代まで──幅広い症状と年齢層に対応

井ノ口:どんなお客様が多く来られるのでしょうか?

南舘さん:肩こり、腰痛、膝の痛みなどが多いですが、最近は脊柱管狭窄症の方がとても増えています。足のしびれや歩行困難などの症状ですね。また、三本木高校の陸上部の子たちなど、10代のスポーツ障害のケアも多いので、年齢層は10代から60代までと幅広いです。

日常的な肩こりや腰痛から、歩行にも支障をきたす脊柱管狭窄症まで、南治療院を訪れる患者さんの症状は多岐にわたります。スポーツ障害のケアでは怪我の回復にとどまらず、競技パフォーマンスの向上にも貢献しており、施術を受けた高校生が大会で好結果を出して報告に来てくれることもあるといいます。地域の若いアスリートたちにとっても、頼れる存在です。

視覚障害者の鋭敏な触覚が生む、独自の施術アプローチ

井ノ口:お店の強みや特徴があれば教えてください。

南舘さん:特別な技術はありませんが、「日本あん摩マッサージコンテスト」にも出場して、自分の技術の向上に努めています。また、患者さんに合わないと感じたら、専門医や他の施術者に紹介することもあります。患者さんとの信頼関係が何よりも大事だと考えています。

南舘さん:さらに、視覚障害者は点字を指先で触知するほど極めて鋭敏な触覚を持っています。この感覚を生かし、鍼灸のツボを的確に捉えるだけでなく、健常者の医師でさえ触察が難しい乳がんなどの病変をはじめ、体表上から確認可能な内臓や消化管の形状異常なども察知し、必要に応じて患者様にお伝えした上で、専門医をご紹介するよう心がけています。

「コンテストへの出場は、自分の腕を客観的に見つめ直す機会」と南舘さんは語ります。謙虚に技術を磨き続ける姿勢と、患者さんの身体の微細な変化を感じ取る丁寧さ。さらに、自らの専門外と判断した場合には迷わず専門医へつなぐ誠実さが、長年選ばれ続けてきた理由といえるでしょう。

経営の苦労と、忘れられない喜びの瞬間

井ノ口:経営の面で苦労されたことはありますか?

南舘さん:低料金でずっとやってきたので、体を酷使しながら多くの患者さんをこなす必要がありました。ですが、患者さんから紹介されたり、がんの早期発見に繋がったり、スポーツで結果を出した子どもたちが報告に来てくれるのは本当に嬉しいことです。

患者さんへの経済的な負担を抑えるために低料金を維持してきた南舘さん。その分、一日に多くの施術をこなすことで収益を確保するという体力的に厳しい日々を送ってきました。それでも続けてこられたのは、「患者さんの役に立てている」と実感できる出来事が積み重なってきたからこそです。

地域の若者と共に、これからも歩み続ける

井ノ口:今後の目標を教えてください。

南舘さん:もう70を超えましたので、無理せず健康を保ちながら続けていくことが目標です。県立高校の介護課で非常勤講師も25年続けています。若い世代と触れ合うことで元気をもらいながら、脊柱管狭窄症などの疾患に対しても、独自の針治療を研究中です。小さな規模でも、患者さんとのつながりを大切にしていきたいですね。

70歳を超えてなお、現役の施術者として、そして25年間続けてきた非常勤講師として、南舘さんの歩みは止まりません。若い世代に技術と知識を伝えながら、自らも新たな研究へ挑み続ける姿勢は、「あん摩一筋」という言葉がよく似合います。

おわりに

今回は、「南治療院」の南舘邦士さんにお話を伺いました。視覚障害というハンディキャップを、指先の鋭敏な感覚というかけがえない財産に変え、36年間にわたって十和田市の地域医療を支え続けてきた南舘さん。その謙虚な姿勢と患者さんへの深い想いが、長年にわたる信頼の源となっていることが伝わりました。腰痛や肩こり、脊柱管狭窄症などでお悩みの方は、ぜひ一度南治療院にご相談されてみてはいかがでしょうか。

よくある質問

南治療院ではどのような症状に対応していますか?
肩こり、腰痛、膝の痛み、脊柱管狭窄症(足のしびれ・歩行困難)、スポーツ障害など幅広い症状に対応しています。患者さんの年齢層は10代から60代まで多岐にわたります。
南舘さんが持つ資格を教えてください。
あん摩マッサージ指圧師の国家資格を保有しています。「日本あん摩マッサージコンテスト」への出場経験もあり、継続的な技術向上に努めています。
南治療院の所在地・連絡先を教えてください。
〒034-0092 青森県十和田市西1番町13‐5にあります。電話番号は0176-25-1136、公式HPはhttps://minami.mobi/index.html です。

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