こんにちは!ライターの井ノ口です!
今回は整体鍼灸院 O.C.Labo 押方さんの開業秘話に迫ります!現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました!ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
整体鍼灸院 O.C.Labo
◯住所: 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目31−15
◯電話番号:03-3984-5425
インタビューを受けてくださった押方さま
井ノ口: 本日はよろしくお願いします!
悔しさから志した道
井ノ口: 最初に、この道を目指されたキッカケからお伺いしたいと思います。押方さんはキックボクサーをされていたということですが、やはりケガの治療などを受けられたのでしょうか?
押方さん: はい、高校時代から格闘技を習い始め、ケガをすることが何度もありました。その度に悔しい想いをしながらも、治してくれる診療の先生に助けられてきました。そして、体のしくみについて詳しくなりたいという想いが生まれ、同じように悩んでいる人の力になりたいと思い、この道に進もうと決めました。
井ノ口: ご自身の経験やお悩みから、今の道へと向かわれたのですね。
実際に現場で感じたことは…
井ノ口: 下積みの時代から、独立に至るまでのお話をお伺いしたいです。
押方さん: まず鍼灸の専門学校に通い初めて、そこから接骨院に勤めるようになりました。実際に働き始めた現場では保険業務が多いというか、やりたい事とは違った仕事をしなければいけなかったんです。特に保険の治療では制限が多く、応急処置程度のことしかさせてもらえませんでした。根本から患者さんの症状を治すという立場で仕事ができなかったんです。
井ノ口: 腰が痛ければ腰だけしか触れないという感じですよね。
押方さん: はい。それからキックボクシングをやっていたこともあって、ケガの本質や、パフォーマンスの上げ方なども知りたいと思っていて、そのためにはしっかりと身体の仕組みを理解したかったのですが、そこでは実務以外のことは教えてもらえませんでした。なので、自分で勉強をして知識を深めていきました。
井ノ口: 下積み時代には、そういった自分のしたい事と上からの指示が違うということで悩まれる方も多いと伺っています。押方さんはそこで悩みながらも、自分自身で学ばれたんですね。
押方さん: そうしているうちに、スポーツ系の患者さんは私がほぼ診るようになり、やりたいことが少しづつできるようになりました。そこから独立への意識が高まっていったという流れです。
常識に対する疑問から生まれた「OCLストレッチ」
井ノ口: ホームページで拝見したのですが、新聞でも長期連載されているという「OCLストレッチ」について教えて頂きたいです。
押方さん: 実はスポーツ業界では、運動前にストレッチを行うことは危険だという認識があります。というのは、ストレッチでほぐして柔らかくしてしまうことにより、力が入らなくなってしまうんですね。すると、関節に負担がかかって痛めてしまったり、力が入らない故にケガをすることもあるというのが理由なのですが…。
井ノ口: ストレッチを行うことで身体が必要以上に緩んで、ケガをしやすくなるということですね。
押方さん: はい、それがスポーツ業界では一般常識となりつつあるのですが、全てのストレッチが悪かといえばそんなことはないのでは?と疑問に思いました。実際に運動前のストレッチでパフォーマンスが上がったという人もいるので、何が違うのかを研究したんです。
井ノ口: 流通している一般常識に疑問をお持ちになって、ちゃんと研究をされたのですね。
押方さん: 疑問に感じたことに関しては、徹底的に調べなければ気が済まないんです。そして、筋肉の生理的な反射を正しく利用することが大事だと気がつきました。筋肉が弛緩するのではなく脱力する状態にすること、例えば車で言うと、エンジンをオフにするのではなくアイドリングをしている状態ですね。この、すぐにでも走れる状態のことを筋肉脱力状態といいます。
井ノ口: その筋肉脱力状態にするためのストレッチ方法を研究なさったのですね。
押方さん: 筋肉を部分的に伸ばすのではなく、筋膜全体を連動して動かすことでその状態を作れるということなんです。これは運動だけではなく日常生活にも有効です。
井ノ口: 幅広く活用できる「OCLストレッチ」を習ってみたくなりました。
マイナスをゼロに、ゼロからプラスの人生へ
井ノ口: 開業されて20年と伺っておりますが、これまで活動されてきたなかで、お客様から言われて嬉しかった言葉や、記憶に残るエピソードについてお話をお聞きしたいです。
押方さん: やはり「できなかったことができるようになった」という言葉が聞けることが嬉しいですね。まずはマイナスからゼロになったこと、そしてその先が見えてきます。さらにその方のポテンシャルを上げていくための相談を受けることがあり、ゼロから未知数のプラスに広がっていくのを見るのが何より嬉しいです。
井ノ口: できないことができるようになる、ということの言葉の重みが伝わってきます。
押方さん: 例えばゴルフを習っている方がいらっしゃるのですが、まず痛みを解消してゼロになりますよね。その後、ここでストレッチなどを習ったことで、今までゴルフのコーチに言われてもわからなかった指導がストンと身体に入ったそうです。今ではゴルフの腕も上がり、コーチからも褒められるようになったそうです。
井ノ口: 最初の状態から考えると、まるで別の世界線に移動したかのようですね。
押方さん: 身体の正しい使い方を学ぶことで、人生はガラリと良い方向へ変わっていきます。そのお手伝いをすることが自分の使命だと感じています。
伝え広げていくという使命
井ノ口: 最後に押方さんの今後の目標や夢についてお伺いしたいと思います。
押方さん: 周りの先生方に教わって今の自分があると思っています。だから、私自身の研究してきた事も、学びたいという人たちに伝えていけたらと考えています。これまでずっと、同業の方を対象にした「OCLストレッチ講座」をしてきましたが、さらにもっと良い方法を編み出しました、というような声が聞きたいですね。
井ノ口: 講師業の方にも熱を入れていらっしゃるんですね。
押方さん: そうですね、やはり伝えていくことも使命だと感じています。人に教えて育てることで、格段に救える範囲が広がっていきます。受講生の方から「治せなかった症状を改善できて、お客様に感謝の言葉を頂いた」と言ってもらえると、心から嬉しいですね。
井ノ口: 押方さんがすごいのは教えることだけではなく、その先も考えていらっしゃることだと思います。ご自身の経験を伝えた上で、さらに発展することを祈っている押方さんのことを応援したいです!大変、興味深いお話をありがとうございました!
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