こんにちは!ライターの井ノ口です!
今回は鍼灸院エステサロン サボテン 西さんの開業秘話に迫ります!現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました!ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
【整体院名】
◯住所:〒753-0074 山口県山口市中央5丁目15−13 5 Tree Towns 住夢
◯電話番号:083-923-6624
インタビューを受けてくださった西さま
井ノ口: 本日はよろしくお願いします!
まったく違う世界へ飛び込んで…
井ノ口: 最初に、この道を目指されたキッカケからお伺いしたいと思います。以前から、体のことに興味をお持ちだったんでしょうか?
西さん: いえ、高校を卒業した後は鉄工所で働いており、まったく違った仕事をしていました。それ自体は楽しかったのですが、ある時、ふと将来の自分の姿が見えてしまったというか…このまま、今の仕事を続けていても面白くないかなと思ったんです。ちょうど、腰を痛めていたということも重なって、職を変えようと決めました。
井ノ口: 体育会系のお仕事をされていたんですね。そこから今に至るまでの変化に興味があります。
西さん: はい、実は昔から少林寺をやっていたのですが、その先輩で柔道整復師をしている方がいたんです。そこでお話を聞くと、この業界はこれから広がっていくということで、興味を持ちました。それに少林寺も技としてツボを使うので、向いているんじゃないかと言ってもらえたんです。
井ノ口: 少林寺のツボ繋がりで…
西さん: はい、その先輩に博多にある鍼灸院を紹介して頂き、試しに行ってみたんです。すると腰の痛みも治ったし、体全体が楽になったんですよ。しかも、内臓の弱い部分なども教えてもらって…そんなことが触れただけでわかるなんて面白いなと実感しました。
井ノ口: 実際に受けてみることで納得し、目指したいと思われたんですね。元のお仕事を続けながら勉強をされたのでしょうか?
西さん: いえ、地元が山口県なのですが、当時は学べる学校が県内にひとつもなく、外へ出ていかなければならなかったんです。思い切って会社を辞め、博多にあった学校へ通うことを決めました。21歳にして、再び学生から始めたという流れです。
地元を飛び出し東京へ
井ノ口: 学校を卒業された後は、博多で働かれたんですか?
西さん: 本当はそのつもりだったんですが、東京へ行きました。
井ノ口: それはまた突然、どうして東京へ?
西さん: はい。卒業したらすぐに開業する気持ちでいたので、博多の鍼灸会にも入会し、その地域の鍼灸院などを回らせてもらっていたんです。実際、そこで多くの知識や技術を学びました。しかし、腕の良い先生の多くが東京にいるという話を聞いて、東京へ行きたいと思うようになったんです。そして上京して、鍼灸院に就職し、1年ほど鍼灸院を回っているうちに自分でもできるという確信に至りました。
井ノ口: 非常にアクティブですし、決断も早いですね。そして地元の山口県に戻られて開業に至ったということですね。
西さん: はい、独立するまでの間も、趣味のバイクで全国津々浦々の有名な先生のところを回りましたね。そして、27歳で独立をしました。
東洋医学の奇跡に触れて
井ノ口: 今の店舗は二つ目ということですが、美容に特化したメニューですね。エステに興味を持たれたことには何かキッカケがあるのでしょうか?
西さん: 実は私自身はエステに特別、興味があるというわけではないんです。ずっと治療としての施術院をやってきたので。しかし、美容としての鍼灸を始めることで、今まで鍼灸に興味がなかったお客様にも、東洋医学について興味を持って頂けるかなと思ったんです。
井ノ口: 鍼灸を広めるために美容に特化した鍼灸院を立ち上げられたのですね。スタッフの方も女性で、今までの鍼灸院のイメージとは違う印象を受けます。
西さん: そうですね。より多くの方に知って頂くためには、新しい切り口を用意することも大事だと思います。
井ノ口: 新しく活動の幅を広げられて、お客様の反応はいかがですか?お客様に言われて嬉しかった言葉や、心に残るエピソードがあればお聞かせ頂きたいです。
西さん: 美容鍼などは確実に変化するので喜んでもらえますね。なので、それを中心にやっているんですが、あくまで東洋医学を伝えることが目標です。そんなある時、末期の癌を患っている女性の方がいらっしゃいました。しかも余命は1ヶ月です。もちろん治すことはできないし、患者様にもそうお伝えしました。
井ノ口: 末期の癌で、余命宣告も受けている方が…
西さん: はい、動くこともままならない状態だったんですが、治療を希望されるということで、東洋医学の知識をもって、できる限りのことをしようと決めました。すると、アイスクリームが食べられるようになったんです。ご本人も、ご家族の方も喜ばれていましたね。結局、余命から10ヶ月ほど長く生きられたんです。
井ノ口: それは驚きですね…ご家族の皆様も喜ばれたのではないですか?
西さん: 患者様の旦那様から「おかげで妻と花火を見ることができました」という感謝の言葉を頂いた時には心が震えました。この仕事をやってきて良かったなと本当に思いましたね。
井ノ口: まさに東洋医学の賜物ですね。奇跡とも言えるお話だと感じます。
東洋医学で人々を幸せにしたい
井ノ口: 他の鍼灸院さんとはここが違うというような特徴をお伺いしたいです。
西さん: 目指すのは総合治療院ということですね。鍼灸院なのにネイルのコースがありますし、皮膚などのたるみ治療であるハイフ、珍しいところでアートメイクもしています。
井ノ口: アートメイクをできるスタッフの方がいらっしゃるんですね。そして、美容以外のことにも対応できるという…まさに総合治療院ですね。
西さん: どうせやるなら、他にはない治療院をやろうと思っていましたので。
井ノ口: では今後の目標は、その活動をさらに広げていくということでしょうか?
西さん: そうですね。でもプライベート的には、のんびりやりたいという目標もありまして。いつか、ゆっくり全国を旅して回る時間を持ちたいですね。旅をしながら治療を行うのも面白いかなと。そのためにも、今は間口を広げて多くの人に東洋医学を知ってもらうことに尽力したいです。
井ノ口: 東洋医学をできるだけ多くの人に広めるという大きな目標に向かって。
西さん: そもそも東洋医学は世界三大医学のひとつなんです。それが今の日本の病院は西洋医学で回っていますので、できないことはやらないんですよ。それこそ、余命を待つだけしかないという状況になってしまっている患者さんが多くいらっしゃいます。しかし東洋医学ならできることがあるんです。私は今、脳梗塞のリハビリもしておりまして、病院の先生に呼ばれて治療を行っています。
井ノ口: すごく多くのノウハウをお持ちですね。
西さん: 学生時代から、学校で教えてくれないことを外に学びに行っていました。とにかく自分から学びにいくことが大事だと思います。インプットしてアウトプットをして自分の実力にしていくことです。今も時間があれば、いろんな場所へ学びに行っています。
井ノ口: 西さんの飽くなき探究心と実行力に脱帽です。とても興味深く、そして感動的なお話をありがとうございました!
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