こんにちは！ライターの井ノ口です！
今回は武田長生館・脊椎矯正 野沢さんの開業秘話に迫ります！現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました！ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです！
武田長生館・脊椎矯正
◯住所： 〒400-0017 山梨県甲府市屋形２丁目２−４２
◯電話番号：055-252-0648
井ノ口: 本日はよろしくお願いします！
怪我の功名で見つけた道
井ノ口: 最初に、野沢さんがこの道を目指されたキッカケからお伺いしたいと思います。最初は別のお仕事をされていたということですが、この業界に興味をお持ちになったのはどうしてですか？
野沢さん: 私は元々、製造業に従事していました。趣味もあってそれなりに楽しく過ごしていたのですが、ある時、道楽中に足をケガしてしまいまして…。何とか生活に支障がない程度には回復したんですが、趣味を続けられるまでには回復せず、どうしたものかと悩んでいました。
井ノ口: 趣味が続けられなくなるほどの後遺症が残ったのですね。
野沢さん: はい、そんな時、良い先生がいるから診てもらったらいいと近所の人に言われて、治療院へ行ってみたんです。そこで治療を受けているときに、先生から治療師にならないかと誘われたことがキッカケです。
井ノ口: では、そこから専門学校に通われたのですか？
野沢さん: そうですね、それまで全く経験のなかった治療の仕事に興味が湧きました。専門学校へ通い資格を取って、足を治してくれた先生の元で修行をすることになりました。そのうちに、先生が体調を崩されて亡くなってしまったので、その後を引き継ぐという形で今に至ります。
井ノ口: では、引き継ぎをされてからずっとこちらで続けられているということですか？
野沢さん: いえ、それまでは長野県の岡谷というところだったのですが、後に私の故郷である甲府に移転しました。
井ノ口: では、今は故郷でお仕事をされているわけですね。
脊椎調整で歪みを整え、元気な身体に戻す
井ノ口: この道を目指されてから40年と伺っております。こちらにはどのような症状を抱えた患者様が多いのでしょうか？
野沢さん: 色々なのですが、主に腰痛や頚部肩こり、手足の痺れなどの症状を訴える方が多いです。中高年の方が多い印象です。あとは、最近はスマートフォンの影響で症状が出ている方も多いように見受けられます。よく、若い人でもずっと触っていらっしゃる方がいますが、若い時からあの姿勢を続けていれば影響が出るのではないかと心配ですね。
井ノ口: そうですね、私も気をつけなければいけないなと、日々感じております。そういったことも受けて、野沢さんの施術面での強みや、他には無い特徴やこだわりについてお伺いしたいです。
野沢さん: ここでは脊椎矯正を主とした「長生療術」とマッサージを主体に行っています。昔に入ってきたカイロプラクティックを基礎にして、整復技術を合わせた独自の技術です。つらい身体の痛みは、脊椎のゆがみが原因と思われますので、徹底的にその歪みの元を探して、施術を行うという流れです。
井ノ口: 脊椎矯正で体の歪みを取って、症状を改善していくのですね。
野沢さん: はい、多くの症状は日々の生活が原因で出てきているものが多いです。人それぞれ原因が違うので、そこは患者様の言葉にしっかり耳を傾けつつ、丁寧な施術を心がけています。
大切なのは患者様とのコミュニケーション
井ノ口: 施術だけではなく、患者様とのお話を大切にされていらっしゃるのですね。
野沢さん: はい、ここでは診療を予約制にしているので、一人ひとりに十分な時間をかけることができます。そのため患者様としっかり対話ができるようになりました。というのも、数をこなすような病院ではなかなか患者様ひとりずつの顔を見ながら話を聞いて…というようなコミュニケーションを取ることができないと思うんです。しかし患者様の方は、やはり自分の気持ちを先生に伝えたいんですね。私はそんな患者様の想いを大事にしたいんです。
井ノ口: 病院では症状が改善しないので、他のところを探している患者様はたくさんいらっしゃると聞いています。これには少なからず、制度や病院側の問題もあるのではないかと感じます。そういった方にとって、野沢さんは頼りになる存在ですね。
野沢さん: 本来は全ての先生が頼りになる存在だと思っています。本当に困っていて、頼りたいと思っている患者様にとっては、そうあるべきですよね。
時代についていくことの大変さ
井ノ口: これまでのご経験で大変だったことや、辛いと感じたことがあれば教えていただきたいです。
野沢さん: 昔はほぼ、患者さんのご家族やお知り合いなどの口コミで来ていただいていたんですが、最近はインターネットでの集客が主流ですよね。私はそこに疎いので、そういった新しい時代についていくのは大変なことだと思っています。
井ノ口: しかし、野沢様もしっかりとしたホームページも出されておりますよね。
野沢さん: そうですね、そういったことに詳しい人の手を借りて、最低限のことはしています。
感謝と笑顔が主流の仕事
井ノ口: この道を目指して良かったと感じるのはどんな時でしょうか？。
野沢さん: やはり、患者様からの笑顔と、お礼の言葉をいただいた時ですね。それに限ると思います。
井ノ口: 患者様からの言葉がお仕事の支えになっているのですね。
野沢さん: はい。製造業で働いていた頃は工場で何かを作ったとしても、直接それを使ったお客様から声を聞くことはほぼ無いんです。そこと比べると、今の施術師としての仕事は笑顔と感謝の言葉を直接いただけます。それは本当に嬉しいことだと感じています。ですが、なかなか良くならない場合はとても悩みます。
自分が社会貢献できる唯一の仕事だから
井ノ口: 最後に、野沢さんの目標や夢についてお伺いしたいと思います。
野沢さん: 私はもう72歳になりまして、この仕事を続けられるのもあと10年くらいかなと感じております。だからせめてあと10年間、目の前の患者さんのために仕事を一生懸命にやるということですね。この仕事の他に、自分が社会貢献できることは無いと思っていますので。困っている方のために誠心誠意尽くしていきたいです。
井ノ口: この道40年の野沢さんですが、72歳とは思えないほどパワフルな方で、お元気な印象です。今後のご活躍を応援したいと思います！大変、貴重なお話をありがとうございました！
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