理学療法士から独立開業した整体師の軌跡 | ナチュラルケア純 高沢 純貴さまインタビュー

こんにちは！ライターの前田です！

今回は高沢さんが青年期に抱いていた夢を、大きな苦難にぶつかりながらも、掴み取るまでのお話をインタビューさせて頂きました！

前田: 本日はよろしくお願いします！

 

実際に見学したことがきっかけだった。

前田: 何をきっかけに体のことに興味を持もち、整体師になろうと思われましたのですか？

高沢さん: 私がこの仕事を目指すきっかけになったのは、高校生のときで、母が医療従事者だったことが一番影響しています。高校3年生のときに病院見学をする機会があり、実際に理学療法士の仕事を目の前で見て「この仕事に就きたい」と思ったことを覚えています。

前田: 実際にどんな仕事を見たのか覚えていますか?

高沢さん: 実際に作業療法士が患者さんと歩くためのリハビリを行なっていて、すごく楽しそうだなと思ったのと、患者さんが感謝している場面が強く印象に残っていて、この仕事をやりたいと思いました。

想像を絶する大変な実習現場

前田: なるほど、楽しそうな現場を見ることができたのですね。ただ、理学療法士になるための実習は大変そうなイメージがありますが、その辺りで挫けることはありませんでしたか？

高沢さん: 実習はおっしゃる通りめちゃくちゃ大変でした。今の時代じゃ考えられないくらい厳しい言葉を浴びせられたり、寝る時間もなかったりして。寝れないのが一番つらくて、ストレスでカットパイナップルしか食べられなかったこともありました笑。あの頃は追い込まれていたなと思います。

今1億円もらってもあの頃に戻りたくないくらい大変だった記憶が残っています。

一つの出会いで人生の岐路に立つ

前田: 私が想像するよりも何倍も辛い経験だったのですね。そこから病院に勤めるようになると思いますが、そこから開業を決意したきっかけは何だったんでしょうか?

高沢さん: 病院に勤めて4年目の春にオステオパシーという手法に出会って、治療に対して新たな希望を持ちました。ただ、この手技は病院で行えず、それであれば独立しようと考えるようになりました。

オステオパシーに出会う前は生涯を通して勤めるつもりでいましたが、当時は仕事へのやりがいを考える時期でもあり、もっと人の不調を直したいと思いから独立開業を決意しました。

オステオパシーとは何か？

前田: なるほど。ちなみに、オステオパシーとはどういった手法なんですか?

高沢さん: 全身を見ることがオステオパシーの特徴で、例えば肩が痛いと言われても、その原因が別の部位にあるかもしれないと考察を立てるような治療法になります。

症状のある箇所だけでなく、なぜその症状が起きているのかを掘り下げて、原因に対してアプローチしていく手法です。それに加えて、人間には体と心と魂があり、体だけでなくその人の精神面や人生の背景、魂の部分にも着目するのがオステオパシーの考え方です。

要約すると、一つの悩みに対して包括的なアプローチが可能になる手技だと思ってください。

辛かった経験

前田: すごくわかりやすい説明ありがとうございます。これだけの手技があれば、受けたいと思う患者様も多いのではないでしょうか？

高沢さん: それでも、やはり開業当初の経営状況は辛かったですね。勢いだけでスタートしたので集客の仕方や数字の分析が甘く、すごく苦労しました。

それでも実習時代の「耐える」辛さに比べれば「自分でなんとかできる」辛さは、乗り越えやすいものだったと思います。そう言う面では実習時代に感謝しています。何度考え直しても、戻りたいとは思いませんが笑

楽しかった経験

前田: 辛かった経験も活かせているのですね！逆に一番嬉しかった出来事も教えてもらえますか？

高沢さん: やはり不妊の方が妊娠されたときが一番嬉しいですね。結果が見えて、成果を実感できるのがこの仕事の醍醐味だと思います。もちろん痛みが軽減したり治ったりという喜びもありますが、やはり一番嬉しいのは「新たな命を実感できる」妊娠報告かなと思います。

今後の目標

前田: ありがとうございます！最後になりますが、今後の目標があれば教えて頂きたいです。

高沢さん: 大きく事業を拡大したいという目標はあまりなく、むしろ施術の改善率を上げていきたいですね。技術と知識を高め、質の高い施術を行うことこそが、私のやりがいになるとも考えています。

仕事そのものに楽しみを感じつつ、お客様にも感謝される。そんな施術ができるように日々精進しています。

前田: 施術を通じて人々を助けつつ、自分自身も成長し続けたいという願いがあるんですね。お話いただき本日はありがとうございました。

高沢さん: こちらこそありがとうございました。