こんにちは!ライターの井ノ口です!
今回はカイロプラクティック ネクサス 藤岡さんの開業秘話に迫ります!現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました!ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
カイロプラクティック ネクサス
◯住所:〒315-0037 茨城県石岡市東石岡3丁目4−36 C
◯電話番号:0299−57−3600
インタビューを受けてくださった藤岡さま
【ここに担当者の写真が入ります】
井ノ口: 本日はよろしくお願いします!
父親が遺したものを拾って、見つけ出した道
井ノ口: 最初に、藤岡さんがこの道を目指されたキッカケからお伺いしたいと思います。
藤岡さん: 大学生の頃まで、将来の仕事などについて、特にやりたいことも見つからずに過ごしてきました。それで二十歳になった時、自衛官だった父を亡くしてしまいます。
井ノ口: お若い時に、お父様を亡くされたんですね。
藤岡さん: はい、父は運動などで身体を鍛えており、生前はとあるカイロプラクティックのお店へ足繁く通っていました。私も運動していたので、そういった仕事があることは知っていましたが、自分から目を向けたことはありませんでした。しかし、喪失感の中でふと、やりたいことが無いならその道に進んでみようかと思い立ったんです。
井ノ口: お父様のこともあって、カイロプラクティックという分野に目が向いたのですね。そこから開業に至るまでのお話をお伺いしたいです。
藤岡さん: 大学を卒業後に、専門学校へ通いました。当時は茨城県内で就職するとしたら、先生に弟子入りという形で従事するか、県内の有名な部活動がある高校へ、ツテで入れてもらうかという選択肢しかなかったんです。しかし、私は顔が広くなかったので、誰かに頼るよりも自分で開業しようと決めたんです。
井ノ口: では、専門卒業後すぐに独立を決心なさったのですね。
藤岡さん: はい、といっても、店舗を持つにはリスクが高いと思い、こちらから訪問するという手段を取りました。当時は今のようにSNSで簡単に発信できるような環境ではなかったので、チラシを手作りして配るところから始めましたね。「茨城県内ならどこでも出張します!」という感じで、価格も安く設定して、まずは1人でも多くの方に知って頂こうというような感じでした。
井ノ口: その後、店舗をお持ちになられたということですが、どのようなお悩みを抱えて来られる方が多いですか?また、メニューとしては、どういったものをご用意されていますか?
藤岡さん: 頭痛や肩こりといった症状から、美容的な側面もある小顔矯正、スポーツをしている方のメンテナンス、あとはマタニティーの方にもお気軽に来店して頂けます。
井ノ口: 予約サイトで、マタニティの方の対応もしているとあったのですが、臨月でお腹が大きい状況でも施術して頂けるのでしょうか?
藤岡さん: はい、他のところではリスクを考えてしないところも多いですが、私はリスクを最小限に抑え、臨月でも施術させて頂いております。
井ノ口: 妊婦さんはお腹が大きくなってくるほど、腰痛などに悩まされたりするので、臨月で見てもらえるのは嬉しいと思います。
根本原因を探る理由
井ノ口: 藤岡さんのお店の強みや、ここは他とは違うといったような特徴についてお伺いしたいです。
藤岡さん: そうですね、最初の検査を念入りにするというところでしょうか。というのも、病院へ行ったけど改善しなかったという方が多くいらっしゃったんですね。そもそも、病院というのは最初の検査で原因がわからなければ治すことにフォーカスしないし、今より悪くならない程度に症状を抑えるくらいなんです。
井ノ口: 頭痛なら、痛み止めを処方して終わりという感じですね。
藤岡さん: はい、原因はずっとわからないままですし、症状も改善しません。ここでは、お客様から念入りに聞き取りなどをし、細かく検査をさせて頂いて、原因はおそらくこれですと言えるところまで調べるようにしているんです。というのも、お客様には納得して施術を受けて頂きたいからです。
井ノ口: そうですね、症状の根源的なものが少しでもわかった方がお客様も安心ですね。
藤岡さん: 身体を少しづつ動かしていきながら、お客様と一緒に原因を探しつつ、それに合わせた施術をしていくような感じです。
井ノ口: まさに相手に寄り添った施術ですね。
藤岡さん: ただ、そこまでするには理由があって、お客様自身に「治そう」という意識を持って頂きたいんです。なので、「私は治せません」ということをハッキリお伝えしています。治すのはあくまでお客様自身であり、私はそのサポートをしているだけです。だから治してもらおうという依存の状態を作りたくないんですね。
井ノ口: 検査を細かく行う理由には、そういった想いが隠れていたのですね。
山あり谷あり、その先に希望あり
井ノ口: 開業されて苦労なさった体験はありましたか?
藤岡さん: やはり最初の頃のビラ配りでしたね。ポスティングをして回ったのですが、1000枚ほど撒いても1人来るか来ないかという状況でした。あと、知り合いのお父さんには怪しいセールスだと勘違いされて、「こんなもの入れるな」と言われ、目の前でチラシをぐしゃぐしゃにされて捨てられたり…
井ノ口: それはトラウマになりそうですね…
藤岡さん: 他には、6年間ほどスポーツジムで間借りして営業させて頂いたことがあるんですが、独立してその近辺でお店を出したんです。6年間も続けてきたし、スポーツジムからも近いので、それまで来てくれていた人がそのまま来てくれると期待していたら、1割ほどのお客さんしか来てくれませんでした。いきなり大赤字で、お店を出す時にかかった経費もあるのにどうしようという感じでした。
井ノ口: 紆余曲折あったのですね。では、開業して良かったと感じた出来事や、お客様から言われて嬉しかったことなど、心に残るエピソードをお聞かせ頂きたいです。
藤岡さん: 人によって症状が大小さまざまなので、反応も色々なのですが、大きいところで「歩けなかったのに歩けるようになりました」というのもあれば、小さな症状が改善して希望が持てたという方もいます。スポーツされている方は「パフォーマンスが良くなりました」と喜んでもらえたり、私は栄養管理も得意なので食事のサポートもしていますが、そこで結果が出せた時は嬉しいですね。
遊ぶように仕事をしたい
井ノ口: 最後に藤岡さんの将来の目標や夢についてお伺いしたいと思います。
藤岡さん: 新しくスタッフを雇って可動領域を広げていくことや、私自身がいろんな業態の人と関わって、コラボレーションのようなことをしたいと考えています。そして、お客様も一緒に学べるコミュニティー環境を作ることができたらいいですね。
井ノ口: 普通にご自身のお店を営業するだけでなく、他の業種の方と一緒にイベント的なことを交えながら活動されるという感じですね。
藤岡さん: 私個人では、カイロのお店だけではなく美容と健康に関する他の仕事もしており、毎月のように、東京、長野、福岡、と飛び回っております。忙しくてお店を開けられない時もあるのですが、広い視点で仕事を楽しみたいと思っています。日本だけでなく海外にも足を運び、楽しく遊ぶように仕事ができれば、それが一番の理想ですね。
井ノ口: 遊ぶように仕事をする…本当に理想的な生き方ですね。
藤岡さん: はい、私はお客様とも一緒に食事をしたり、遊んだりもするので、そもそも仕事と遊びの境界線が緩いというか…みんなで楽しく過ごしてお互いに成長していければいいですよね、というスタンスでこれからも仕事を続けていきたいです。
井ノ口: 藤岡さんの理想のお話、大変興味深いです。これから生きていくために、いかに楽しく仕事をしていける環境を作るかは、社会全体でも言えることだと思います。今日は、楽しいお話をたくさん聞かせて頂き、ありがとうございました!
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