こんにちは!ライターの井ノ口です!
今回はさとう接骨院 佐藤さんの開業秘話に迫ります!現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました!ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
さとう接骨院
◯住所:〒981-8003 宮城県仙台市泉区南光台3丁目19−23 コーポ展 1階
◯電話番号:022-343-5542
インタビューを受けてくださった佐藤幸博さま
井ノ口: 本日はよろしくお願いします!
研究職から飛び出して…
井ノ口: 最初にこの道に入ったキッカケについてお伺いしたいと思います。以前はまったく違った業界にいらっしゃったとお聞きしておりますが…。
佐藤さん: 元々は大学の農学部でバイオテクノロジーを学び、研究職をやっていたんですが飽きてしまったんですよ。当時は遺伝子解析が流行っていたんですが、あまり将来性を感じられないように思えて面白くなくなってしまったんです。結局、研究職を辞めて、今いる仙台へと移りました。そこでしばらくは何もせずにいました。
井ノ口: 研究職をされていたというのは、この業界ではすごく珍しいですね。しかもお仕事に飽きてしまったということで。
佐藤さん: はい、次やることを模索しているときに妻と出逢いました。彼女の実家はいくつか事業をしており、接骨院も経営していたんです。いざ結婚するとなって、私も定職に就かなければいけないと思い、お世話をしてもらうことにしたんです。
井ノ口: そこで、今に繋がるわけですね?
佐藤さん: それが、その時点では接骨院ではなく、お義兄さんが経営していた別の会社に入らせてもらう予定でした。しかし、その直前に東日本大震災が起きてしまって…。勤めるはずの会社の経営が傾き、立て直すのにしばらくかかるということで、入社が先送りになってしまったんです。その間、何か資格を取ろうかなと思い立ち、せっかくなので義理の父が院長をしている接骨院で働くために勉強を始めました。
井ノ口: 資格を取られて、お義父さんの接骨院で働かれるようになったんですね。
佐藤さん: はい、そこで副院長をやるまでになったんですが、独立をするか、お義兄さんの会社の役員になるかという選択で前者を選び、今に至ります。
井ノ口: まさに紆余曲折といった感じですね。
飽きないし、人にも喜んでもらえる仕事
井ノ口: 今までにお客様から言われて嬉しかったことや、記憶に残ったエピソードなどがありましたらお聞かせ頂きたいです。
佐藤さん: そうですね、泣くほど喜んでくれるお客様がいまして、そこまで感動して頂けると嬉しいですよね。病院やいろんな所へ足を運んだけれど治らず、ここへ辿り着いたということなんですが、そういう方は重い症状を抱えていらっしゃいます。なので、改善すると涙が出るほど喜ばれるんです。
井ノ口: 確かに、長年苦しまれている方にとっては奇跡のように感じられますよね。
佐藤さん: それに、この業界はどこまで勉強しても終わりがないと思うんですよ。科学の進歩で変わっていくこともあるし、何より飽きないです。私は飽きっぽいところがあるんですが、この仕事は将来的にも可能性が伸びていると思います。しかも、人にも喜んでもらえるので良い仕事ですよね。
科学根拠に基づいた施術を心がける
井ノ口: 佐藤さんの施術の強みや、特徴についてお聞きしたいと思います。
佐藤さん: まずは、すべて科学的な根拠に基づいているということですね。正直、業界の中ではいい加減とも思える治療も多々ありまして、施術してもすぐに戻ってしまったり、根本的な解決に至らない場合があるんです。私は効かない治療や無駄なことをしたくないので、科学的根拠をしっかり押さえた上での施術を心がけています。
井ノ口: 的確な施術を行うためですね。
佐藤さん: そういった根拠のことをエビデンスというんですが、これもまた変わっていくものです。科学の進歩で治療の仕方も変化するし、まだわからないこともたくさんあります。そこで基礎研究をベースにして、正しい治療の方法を模索していくという姿勢を常に持つようにはしています。
井ノ口: 海外で活動された経験もお持ちで、海外の論文なども読まれたりするとお伺いしています。日頃から、ものすごく勉強をされているんですね。海外の論文を読まれる施術者の方に初めてお会いしました。
佐藤さん: そうですね、学術的なことに興味がありますので。それに今は優秀な翻訳ソフトがあるので、昔よりもだいぶ楽に読めるようになりましたね。
井ノ口: 最後に、将来の目標や今後の展望についてお伺いしたいと思います。
佐藤さん: そうですね、どうしようかと考えているところではあります。店舗展開は難しいので…。
井ノ口: 佐藤さんのような方が数名いないと難しいですよね。
佐藤さん: 私と同じくらいの知識がある人を探してもそうはいないと思います。それでも人を育てたいという思いがあるので、数人の優秀なスタッフを育てて、将来的には私が全面に出なくても大丈夫な状態にしたいですね。
井ノ口: 人を育てたいという目標をお持ちなんですね。ぜひ、佐藤さんの技術と知識を持った方が増えることを願っております!興味深いお話をありがとうございました。
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