「赤ちゃんが集まる接骨院」育児も家事も趣味も、したい事をしたい時に | 安佐南orizuru骨盤接骨院

こんにちは！ライターの井ノ口です！

今回は安佐南orizuru骨盤接骨院　藤本さんの開業秘話に迫ります！現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました！ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです！

井ノ口: 本日はよろしくお願いします！

キッカケは自分自身のケガ

井ノ口: 最初に、この道を目指されたキッカケについてお伺いしたいと思います。

藤本さん: 学生の時に部活で野球をやっていて、ケガをしてお世話になったというのがキッカケですね。整形外科病院だとケガをした場合には、とにかく安静にしなければならないと言われるんですが、私がお世話になった整骨院は運動を続けながら治せたんです。やはり、休んでいる間に仲間に差をつけられたくないという想いがあったので、とても助かりましたね。

井ノ口: 開業されて1年とお伺いしていますが、それまでは他の医院に勤務されていたんですか？

藤本さん: そうですね、6年間ほど雇われて院長をしていました。7店舗をあるうちの本院の方でやらせて頂いていたんですが、ある時、自分で独立してやっていきたいと思ったんです。

赤ちゃんが集まる接骨院

井ノ口: 情報サイトの方で「赤ちゃんが集まる接骨院」という見出しを拝見したのですが、子供を連れた方が多くいらっしゃるということでしょうか？

藤本さん: そうですね、それについては少し話は戻りますが、8年ほど前に、当時働いていた医院で、産後の方が赤ちゃんと一緒に来られたことがあるんです。院長が施術をしている間、赤ちゃんを私がお預かりしたんですが、翌日に筋肉痛になったんですよ。私はずっと野球をやってきたので、体には自信があったし、練習などで筋肉痛になった経験もあまり無かったんです。この仕事を始めてからも、ハードワークをこなしてきました。それなのに、2時間ばかり赤ちゃんを抱いていただけで筋肉痛になって…

井ノ口: それは衝撃的な体験ですね。

藤本さん: はい、私が今までやってきた練習や仕事よりも、ママは大変なんだと気付かされたんです。それで、自分が独立して院長になった時は、産後のママさんたちが利用しやすい接骨院を作ろうと思い至りました。例えば、キッズスペースを作ることはもちろん、受付には保育士資格を持っているスタッフを置いたり、オムツ台やミルク用のお湯を準備したりですね。

井ノ口: ミルク用のお湯まで…。

藤本さん: そうですね。とにかく、産後のママさんが安心して利用できる場所にしたいと思ったんです。

井ノ口: 実際にママさんはたくさんいらっしゃるんでしょうか？

藤本さん: はい、午前中から午後にかけてはほとんどママさんばかりです。やはり、子供がいることで他のお客様に気を遣ってしまう方が多くて…でも、ママさん同士だとあまり気を使わなくて済みます。なので、午前中の予約はママさんを優先しているんです。

井ノ口: そこまで徹底してやられているのはすごいです。まさに、ママさんがママさんを呼ぶといった感じですね。その中で人間関係も生まれそうですし、コミュニティ広場にもなりますね。

藤本さん: そうですね、子供さんを抱えて大変な思いをしている方もいらっしゃるので、この場が少しでも助けになったら良いなと思っています。

価値観を変えてくれたママさん

井ノ口: 実際にお客様から言われて嬉しかった言葉や、記憶に残っているエピソードなどはありますでしょうか？

藤本さん: やはり、赤ちゃんを育てることの大変さに気づかせてくれたことですね。元々、この業界に入った目的はスポーツ選手のケガを治したいという想いからだったので、急に目覚めた感じでした。

井ノ口: まったく違う視点に切り替わったんですね。

藤本さん: はい、そして実際にママさんたちと交流していく中で、その大変さを知りました。私が何気なくかけた労りの言葉で涙ぐまれたりする方もいて…。それほどまでに追い詰められている方もいるんだと知って、力になりたいと思いました。ママさんたちの助けになることに価値があると感じたんです。

井ノ口: 子育ては大変だといっても、なかなか伝わりづらいところがありますよね。その気持ちをわかってもらえるのは、ママさんたちにとって救いだと思います。

ママさんの力になることが少子化対策に繋がる

井ノ口: 最後に、今後の目標や、将来の展望についてお伺いしたいです。

藤本さん: 店舗展開はしていきたいと思っていますが、慎重に考えています。新しく店舗を出すとしても、ママさんたちのことを理解してあげられる環境は守っていきたいので、私と同じくらい考えてくれるスタッフを育ててからだと思っています。

井ノ口: まずは、同じ価値観を持って働いてくれる仲間が必要だということですね。

藤本さん: はい。それに、大きなことを言いますと、少子化の要因のひとつには、産後の辛い経験が少なからずあると思うんです。それで、2人目、3人目を諦める方がいらっしゃるなら、私が支えになりたいですね。産後はここへ来れば体が楽になるし、気持ちもわかってくれる、という場所でありたいと思います。

井ノ口: 少子化対策にも貢献しているんですね。未来にも繋がる、すごく素晴らしいお話だと感じました。ありがとうございました。