こんにちは!ライターの前田です!
今回は土肥 廣高さんの開業秘話に迫ります!現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました!また、知られざる過去の話まで盛りだくさんになっているので、ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
土肥接骨院
◯住所:〒132-0001 東京都江戸川区新堀1-31-9-101
◯電話番号:03-3698-0450
【ここに施設の写真が入ります】
インタビューを受けてくださった土肥 廣高さま
【ここに担当者の写真が入ります】
前田: 本日はよろしくお願いします!
体に興味を持った理由
前田: 初めに、体に興味を持った理由を教えていただけますか。
土肥さん: 高校3年生の時に進路を考えた際「大学に行く」「警察官になる」「柔道整復師になる」という3つの選択肢を考えていました。その中でも柔道整復師は、自分が今まで練習してきた柔道の経験を活かせるのではないかと思い、最終的には柔道整復師の道を選択することになります。
将来的に自分で独立できるという点も大きな理由で、大学に通う費用を考えても、2年で資格取得できる柔道整復師は魅力の多い職業でした。
下積みはどのように頑張ったか
前田: 実際に専門学校を通われていた期間や、その後就職した際に苦労したことはありましたか?
土肥さん: 苦労したことはたくさんあったと思いますが、今思い返せばあっという間だったという印象です。2年間の学校は夜間に通い、朝から昼間では接骨院でアルバイトをして、掃除や雑用の下働きをしながら実践的なことを学びました。
終業後の学校への通学は往復に3時間かかりましたし、本格的な研修は学校卒業後から始まる形でしたので、通学中は大変だったと思います。
前田: それはとても大変そうですね…
土肥さん: 当時はそれが当たり前だと思っていましたし、柔道で培った忍耐力もありましたから、そこまで大変だと感じずに経験を積むことができたと思います。
開業の決意
前田: 研修が終わり、ある程度の経験と知識を積み上げたのちに開業する形になると思いますが、開業に対する思いではどのようなものがありますでしょうか。
土肥さん: 開業する際は所属する団体から許可をもらう必要があり、先輩の先生方とも相談しながら場所を決める必要がありました。当時は今ほど柔道整復師が増えておらず、一人一人に割り当てられる患者さんも多かったため比較的スムーズに開業できました。
時代の流れとともに、開業に対するハードルが下がりましたが、逆に柔道整復師の数は激増しており、今から開業することはとても大変なことだと感じています。
実践の特徴
前田: なるほど。そのような中でも土肥さんの店舗には、日々多くの方が通われているように思います。何か他の店舗とは違う強みがあるのでしょうか。
土肥さん: 私の理念は正しい診断と上手な治療を提供することだと思っています。お客様じゃなく患者さんとして、状況に合わせた最適な施術を提案しています。骨盤矯正や小顔矯正といった最近の流行りのメニューには手を出さず、ベースとなる診断と治療に徹しています。
日本料理が正しい手順とあるべき食材を使って、相応の装いをした店構えとスタッフの方が料理を提供してくれるように、我々治療家も正しい手順での問診と診断を行い、本当に必要な治療だけを行うことがあるべき姿だと考えています。
辛かった経験
前田: とてもわかりやすい例えですね。そういった施術を日々行っていると、お客様に感謝される機会も増えるのではないでしょうか。
土肥さん: 多くのお客様から感謝のお言葉をいただけることは、とても嬉しく思っています。その中でも、自分の手に負えないことは病院の案内をすることなどは徹底しています。
また、その他にも「無駄な施術を行わない」ということも大切だと考えています。
前田: と言いますと、どのような例があるでしょうか。
土肥さん: 私たちの健康は1か0の状態ではなく、とても元気な100の状態もあれば、怪我をして動けない0に近い状態もあります。そしてその間には、ウォーキング程度なら楽しめる50%くらいの状態や、簡単なスポーツを行える80%くらいの状態も存在します。
治療でも同じように、その患者様の状態に合わせて適切な施術を、適切な時間と強度で行うことが大切だと思っています。
今後の目標
前田: あまり日常的に考えることは少ないですが、健康な現在でもとても元気な時と少し落ち込んでる時があり、腑に落ちるお話ですが盲点になっている部分だと感じました。
そんな土肥さんが考えている今後の目標があれば、教えていただけないでしょうか。
土肥さん: 日々考えていることは、どうすれば患者さんの症状を早く改善できるかということです。専門書を読んだり、セミナーに参加することも大切です。しかし、自分の経験と考察を大切にして、患者さん一人一人にあわせて、最適な時間と手順で施術できるよう、さらに腕を磨いていきたいと思っています。
前田: なるほど。日々お客様のために働いている治療家の鏡のように感じました。本日はお時間いただきありがとうございました。
土肥さん: こちらこそ、ありがとうございました。