こんにちは!ライターの井ノ口です!
今回は、「ふなこし足の治療院」の舩越(ふなこし)さんに、開業のきっかけや施術の特徴、経営の工夫、そして今後の展望についてお話を伺いました。
陸上競技に深く関わってきた経験から“足”に特化した治療院を開業された舩越さん。アスリートから一般の方まで幅広く対応する姿勢と、東洋医学の知見を活かした治療スタイルに迫ります。
開業のきっかけと歩み
井ノ口: まずは、舩越さんがこの業界を目指されたきっかけを教えてください。
舩越: 最初に就職したのは、接骨院や病院のリハビリ室などに向けた治療機器のメーカーでした。営業として様々な現場を回る中で「現場っていいな」と思うようになったんです。患者さんが機械を使って涙を流すほど喜ぶ姿を見て、この仕事は素晴らしいなと感じ、国家資格を取って現場に出る決意をしました。
井ノ口: 現在の治療院は開業されてどれくらいですか?
舩越: 今ちょうど4年目で、5月で5年目に入ります。

ランナーとの深いつながり
井ノ口: 「ふなこし足の治療院」という名前にはどんな想いが込められているのでしょう?
舩越: 弟子入りしていた治療院が陸上に強く、私自身も多くの選手を担当する中で「怪我で引退する選手が多い」という現実を目の当たりにしました。予防できたはずの怪我を減らしたい、そんな想いで「足専門」の治療院を開業しました。
来院される方の特徴
井ノ口: 来院される患者さんはどんな悩みを抱えていますか?
舩越: 膝や股関節の痛みが多いですが、原因が腰や首にあることも。紹介で来られる方も多く、年齢層は40〜60代、経営者や個人事業主の方が多い印象です。
治療のスタイルと強み
井ノ口: 他の治療院と比べたときの強みは?
舩越: 痛みのある部位だけでなく、全身のバランスを見て施術します。たとえば膝の痛みの原因が胸郭や首にある場合もあるので、全体を整えることを意識しています。整形外科や保険治療で改善しなかった方に喜んでいただいています。

開業当初の苦労と今
井ノ口: 開業後、大変だったことは?
舩越: 最初は宣伝もせず知り合い頼みでした。加えて、アスリートとの感覚の違いに戸惑いました。効果が出ても一般の方には伝わりづらく、価値をどう伝えるかが大きな課題でした。
嬉しかったエピソード
井ノ口: これまでで特に嬉しかったことは?
舩越: 治療したアスリートが世界で活躍する姿をニュースで見たときは本当に嬉しいです。一般の患者さんにも「こんなに良くなった」と喜ばれることが多く、その声が大きな励みになっています。

今後の展望
井ノ口: 最後に、今後の目標について教えてください。
舩越: 「未病を治す」ことを意識しています。怪我を未然に防ぐことで、アスリートはもちろん一般の方にもより豊かな人生を送ってほしいと考えています。
おわりに
今回は、「ふなこし足の治療院」の舩越さんにお話を伺いました。
専門性の高い「足の治療」と、全身のバランスを見た丁寧な施術。そこには、患者さん一人ひとりと真摯に向き合う姿勢がありました。足の不調でお悩みの方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?