こんにちは!ライターの井ノ口です!
今回は城陽整体院 田中さんの開業秘話に迫ります!現在の施術方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました!ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
城陽整体院
◯住所: 〒610-0121 京都府城陽市寺田樋尻44−6
◯電話番号:0774-55-5010
【ここに施設の写真が入ります】
インタビューを受けてくださった田中さま
【ここに担当者の写真が入ります】
井ノ口: 本日はよろしくお願いします!
自衛隊からの方向転換
井ノ口: 最初に、この業界を目指されるキッカケとなったお話からお伺いしたいと思います。
田中さん: 私は元自衛隊員で、持続走訓練隊に所属していました。
井ノ口: 自衛隊にいらっしゃったんですね。あまり知らない世界なので詳しく教えて頂きたいです。
田中さん: はい、訓練隊というのは自衛隊の中のスポーツ訓練養成所のような組織なのですが、そこでは毎日のように10kmから20kmの距離を走るんです。その訓練中に足を痛めることがあり、治療を受けたことで興味を持ったのがキッカケです。
井ノ口: 自衛隊にはどれくらいの期間、入隊されていたのですか?
田中さん: 二十歳から6年くらいの間です。5年目の時には、今の道に進む決意をしておりました。
城陽整体グループへ
井ノ口: ホームページで拝見したのですが、整体院以外にも様々な分野の活動をされていますね。
田中さん: はい、城陽整体グループという屋号で、整体教室やヨガスタジオ、農園なども手がけています。ヨガスタジオは講師に来ていただいていますが、あとは代表として関わらせて頂いています。
井ノ口: 城陽整体グループを立ち上げられたのが、2010年と伺っております。最初はひとつの整体院から始められて、今のグループに至るまでの経緯をお話頂ければと思います。
田中さん: まず、整体院を始めた当時は、整体院ラッシュの時期だったんです。だから何か他とは違ったことをしなければ将来的に続けていくことは難しいだろうと思っていました。そこで、整体だけではなく、お客様が元気になったその後のことにも視野を広げようと考えました。
井ノ口: 整体で元気になった後のことですか?
田中さん: 整体院で体が元気になったらそこで終わりますが、その先のこと、例えば自力整体の教室や、ヨガ、食事に関係してくる農園があれば、継続して仕事も、またお客さんの健康も維持できるなと考えたんです。
井ノ口: 自力整体という項目が気になったのですが、どういったものなのでしょうか?
田中さん: 文字通り、自分の力で体を整えることなのですが、ヨガの要素も入っており、痛みの緩和や状態の維持が目的です。元は、とある鍼灸の先生が考案したのですが、ヨガの考えや鍼灸の考えをうまく取り入れた仕組みになっています。
井ノ口: 自分で行う整体のような感じですね。忙しくてお店に行けない時や、ちょっとした隙間時間でやることができれば、健康をなるべく持続させることができますね。実際に、整体院で痛みなどの改善をした後に、自力整体やヨガ教室に行かれる方は多いのでしょうか?
田中さん: はい、その流れもあるのですが、今では自力整体やヨガの方を直接いらっしゃる方も増えました。コロナ後になってその流れができたので、健康な方の間でも健康に気を使うという意識が高まったのかなと思います。
井ノ口: これまでに、お客様から言われて嬉しかったことや、記憶に残るエピソードがあれば教えて頂きたいです。
田中さん: たくさんあるのですが、やはり劇的に改善された時ですね。それも病院や他の整体院では治らなかった症状が、ここへきて瞬時に良くなるということが稀にあるんです。その時はお客様も驚かれますし、私自身も感動しますね。
地域の活性化のための農業体験
井ノ口: 整体とは別の分野かと思いますが、農園についてもお伺いしたいです。
田中さん: 今はシェア・ファーム・コミュニティーという名前なのですが、城陽キッズファームで検索して頂けると出てくると思います。月に1000円を頂いて、一緒に農作業を体験して頂き、収穫後には野菜をお持ち帰り頂くという体験型農園を運営しています。
井ノ口: それは楽しそうですし、学べて野菜ももらえるならお得な感じがします。ただ、整体とは遠いように思いますが、どうして農園をしようと思われたのでしょうか?
田中さん: 城陽という地域の活性化をはかるために始めたのがキッカケです。農業従事者は減少していく一方ということで、子供達に農業をすることの大切さを伝え、食の重要性を知ってもらえたらという思いでやっております。整体と直接的に繋がっているように感じられないかもしれませんが、健康というワードで食と体は繋がっていると思います。
健康に生きるための適材適所を目指す
井ノ口: 今後も整体だけに関わらず、広い視点で活動をされていくのでしょうか?
田中さん: そうですね。自分がやってるのは基本的に整体なのですが、そこから割り振りができる存在にならなければと思っています。来られた方の症状を見て、自分が施術を行った方がいいのか、他の専門の先生にお願いしたほうが良いのか、病院がいいのかという相談に答えられる存在になるということです。若い時に経験した自衛隊の組織的な考え方をビジネスにも取り入れたいですね。
井ノ口: 自衛隊の組織の組織的な考えですか?
田中さん: 自衛隊はそれぞれの専門分野を担うグループがあり、例えば災害などが起これば、その中から必要なスキルを持った隊員を選んで現地などへ派遣するわけです。その専門分野は細かく分かれており、車両関係や、対人関係、食事を用意するなど、適材適所に対応します。そういったことを、この業界に落とし込みたいと考えています。
井ノ口: 田中さんがその中心となって振り分けるのですね。
田中さん: はい。そのための組織を作っている途中なのですが、それを城陽という地域でやることができたら、安心して健康に暮らせる町になると思うんです。
井ノ口: 健康の自衛自治体みたいなイメージでしょうか。壮大で夢がありますね。田中さんのような考えを持つ人々が増えれば、健康で住みやすい町が広がっていくように思います。大変、興味深いお話をありがとうございました!