こんにちは!ライターの前田です!
今回ははしもとバランス整骨院 奥原さんの開業秘話に迫ります!現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました!ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
はしもとバランス整骨院
◯住所: 〒252-0143 神奈川県相模原市緑区橋本4丁目11−2 103号室
◯電話番号:042-703-7710
インタビューを受けてくださった奥原さま
前田: 本日はよろしくお願いします!
キッカケをくれたのは身体の痛み
前田: 最初に、この道を目指そうと思われたキッカケからお伺いしたいと思います。学生の頃からスポーツをされていたそうですね?
奥原さん:はい、大学生の時に中国武術研究会に所属していたのですが、腰を痛めてしまったんです。そこで治療院さんにお世話になり、この業界を知ることになりました。
前田: ご自身の体験がキッカケになったんですね。
奥原さん:そうですね。やはり自分の経験が無かったらこういった道には進んでいなかったと思います。
前田: 合気道もされていたということですが、普通のスポーツとは身体の動かし方などが違うと思います。元から身体の使い方や体術に興味をお持ちだったんですか?
奥原さん:いえ、最初は単純に武術が好きだったんです。ただ身体の使い方がうまく行かず、腰痛を引き起こしてしまいました。そこから武術と身体の使い方について考え始めましたね。実際、この業界には武術をしている方が多くいらっしゃいますよ。
柔道整復師になって独立へ…
前田: 経歴としてはカイロプラクティックから始めて、柔道整復師を目指されていますね。
奥原さん:カイロプラクティックを最初に習ったのは、学生の時の腰痛を治してもらった施術院がカイロプラクティックを扱っていたからです。実際に効果があったので学びました。そこからもっと深く勉強したいと考えるようになり、国家資格でもある柔道整復師を目指しました。
前田: 例えば、国家資格では理学療法士という道もあったと思いますが、柔道整復師を選ばれた理由について何かあったのでしょうか?
奥原さん:柔道整復師はケガに対して現場で手を下せるところが強みなので選びました。理学療法士はリハビリの要素が大きいですので。やはり自分が武術をやっていたこともあり、現場に近いところで動ける能力が欲しかったですね。
前田: 確かに、ケガに対してすぐに対処ができるところは柔道整復師の強みですよね。
奥原さん:あとは独立開業を考えていたということもありますね。柔道整復師の方が開業してやっていけるだろうと思いました。
前田: では最初から独立をしようと決意されていたんですね?
奥原さん:そうですね、カイロを学び始めた頃からずっと独立の想いはありました。
学んでいたら、資格の方がついてきた
前田: ホームページで拝見しましたが、資格も数多くお持ちですね。
奥原さん:やはり、患者さんはしっかりした先生に診てもらいたいと思うんですよ。それは当たり前のことなので、自分もできるだけ見識を増やしたいと思っているうちに資格も増えていきました。
前田: 資格を目的としたのではなく、学ぶことを目的とした結果、たくさんの資格をお持ちになったということですね。
奥原さん:そうですね、資格の方がついてきたという感じですね。
前田: なかなか奥原さんのようにいろんな分野を積極的に学びたいと思う方は多くはないと思います。そのように思われた理由についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
奥原さん:私が前にある接骨院に勤めていた時の話なのですが、そこでは治療が流れ作業的だったんです。保険適用の治療では数多くこなすということが必須になり、その結果、患者さんひとりひとりを診る治療ではなくなり、これでは意味がないと感じました。私は患者さんとしっかり向き合って、ちゃんと治療をしたかったんです。
前田: そのご経験が今の独立にも繋がっているわけですね。
奥原さん:そうですね、今となっては自分がやりたいことが何であるのかを考える良い機会になったと思います。
ハッキリと伝えることの大切さ
前田: 奥原さんの医院の強みや、他とは違った特徴などを教えて頂けますでしょうか?
奥原さん:まずは、治療について患者さんにハッキリと明確に伝えるということですね。「取り合えずやりましょう」という治療は避けたいと思っています。できないことはできないとお伝えすることもありますね。
前田: ホームページにも「医学的根拠のある手法で」とありました。患者さん側も明確に言ってもらえた方が安心する側面もあると思います。
奥原さん:もちろん、開業当時はせっかく付いてくれたお客さんが離れてしまうことに不安がありました。しかし、仕事を続けていき患者さんひとりひとりと接していくうちに、患者さんにとっての最良を考えることが最も大切なのだと感じました。そのためには、自分の不安を切って、ハッキリと伝えることだと思い至ったんです。
前田: 最初は悩みながらの決断だったんですね。
奥原さん:はい、日々勉強していくという一言に尽きると思います。まだまだ足りていないところばかりなので、自分としては少しでもできることを増やして、患者さんに対応できるように頑張るしかないという感じです。
前田: 今までお仕事をされてきたなかで、心に残ったエピソードや、お客様から言われて嬉しかった言葉などがあれば教えて頂きたいです。
奥原さん:やはり、明確に「良くなりました」と言ってもらえることが嬉しいと思います。そしてそれ以上に多くの患者様が選んで来てもらえることがありがたいですね。その人にとって大事な人生の時間を、この医院に預けてくださっているので、一喜一憂せずに誠実に接していこうと思っています。
前田: 先ほど、できる事とできない事をハッキリお伝えするというお話がありましたが、預けてくれている患者さんの時間を大切にするという想いと繋がっていたのですね。
奥原さん:そうですね、私の判断で患者さんの大切な時間を無駄にしてはいけないという想いがあります。逆に自分が治せる範囲であれば最善を尽くす、という方針ですね。
見識を深めて「治療家」を目指す
前田: 最後に、奥原さんの今後の目標や展望についてお伺いしたいと思います。
奥原さん:人にはそれぞれ特性があって、私は他店舗展開をできるような器用さは無いと思っていますので、とにかく自分自身の知識を深めていき、患者さんひとりひとりが抱えているお悩みに向き合うということを目標にしています。自分に足りないと思っているところを減らしていき、少しでも多くの患者さんに「良くなりました」と言ってもらえるように頑張りたいです。
前田: すでに多くのことを学ばれているとは思いますが、ご自身ではまだまだと感じていらっしゃるということですね。
奥原さん:周りを見れば、技術も見識も高い先生が大勢いらっしゃいますので、自分も勉強させてもらわなければと思いますね。
前田: 施術師でありながら学者肌をお持ちなのですね。あくなき探究心や勉強に対する努力の姿勢に頭が上がりません。普段は聞けない深いお話を伺うことができて嬉しいです。ありがとうございました!
奥原さん:こちらこそ、ありがとうございました!