こんにちは!ライターの前田です!
今回は上北台接骨院 澤渡さんの開業秘話に迫ります!現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいました!ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
上北台接骨院
◯住所:〒207-0021 東京都東大和市立野1丁目22−22
◯電話番号:042−590−1642
インタビューを受けてくださった澤渡さま
前田: 本日はよろしくお願いします!
思えば最初から好きだったこと
前田: 最初に、澤渡さんがこのお仕事に興味をお持ちになられたキッカケからお話を伺っていこうと思います。学生時代のことなど、さかのぼってお伺いしたいです。
澤渡さん: 小学校から高校までずっと野球をしていたので、ケガで接骨院にお世話になることもあってこの仕事については知っていました。実際に興味を持ったのは進路を決めなければならない時だったのですが、もっとさかのぼると、小学校で保健委員をやっていたことも影響しているかもしれません。
前田: 保健委員というと、授業中にケガをしたり、気分が優れない時、保健室に連れて行くような役目ですよね。
澤渡さん: 他にも、運動会の時にケガをした子に手当てをする先生の手伝いをしたり、包帯を巻いたりしたこともありました。私はそういった仕事が最初から好きだったので、喜んでやっていた記憶があります。
前田: 元々、治療のお仕事に向いていらっしゃったんですね。その後、高校で本格的に進路を決めて、専門学校に入られたのでしょうか?
澤渡さん: はい、柔道整復師の資格を取得したあと、3年間ほど整骨院で下積みをして、そこから独立をしたという流れです。
前田: 3年で独立というと早い方かなと感じるのですが、最初から独立をするおつもりで学校などにも通われていたのですか?
澤渡さん: いえ、学生時代はそこまで強くは考えてはいなかったのですが、整骨院で分院を任される立場になったこともあって、そこから自分でも開業できるのではないかと思ったんです。うまく流れに乗れたというか、トントンと事が運んだという感じですね。
前田: では、従業員からいきなり開業を目指したというよりは段階的に進まれたのですね。
澤渡さん: はい、独立に当たっては特別に大変だったというような経験はありませんでした。とても運が良かったのだと思います。
「できる」接骨院でありたい
前田: 接骨院と聞くと、骨折や脱臼などを治療するというイメージですが、実際に外傷で来られる方は多いのでしょうか?
澤渡さん: そういった緊急性のある患者様は少ないですね。肩こりや、腰痛のお悩みで来られる方が多いです。もちろん、たまにそういった外傷で来られる方もいらっしゃいますが、最近では対応しない接骨院も増えているようです。
前田: そうなのですか?
澤渡さん: すぐに整形外科に送ったりしているところもあるようです。治療をやらない人というのが増えている印象です。接骨院自体も増えていて、来院するほとんどが肩こりや腰痛の患者様だと、いきなり来ても対応できなかったり、リスクもあるので病院へ任せてしまうんですね。
前田: しかし澤渡さんの接骨院ではしっかり診てもらえるんですね?
澤渡さん: はい、もちろんです。一度こちらに来て頂いて、治療を受けてから病院へいくかどうかの判断をするというふうに患者様には認識して頂いています。とにかく「どうしよう?」となった時に、とりあえず接骨院へ行こう、と思ってもらえるように技術を持っておくことだと思います。
自分の経験が患者様を救う
前田: お客様から言われて嬉しかったことや、心に残るエピソードをお伺いしたいです。
澤渡さん: 野球をしている人にはお馴染みだと思いますが「野球肘」と呼ばれる、投球をすることで肘に負荷がかかり靭帯などを痛めてしまう症状があります。私も野球をしていたのでその深刻さがわかるのですが、ある時、野球をしている小学生の子が違和感を訴えてきたんです。病院の診断ではレントゲンでは何も映らなかったので大丈夫と言われたそうですが、日々の治療をここでやりたいという事でした。
前田: 病院では大丈夫だと診断されたんですね。
澤渡さん: まだ痛みが無いし、大丈夫だろうということだったんです。ただ、野球肘は痛みが出てからでは遅いという通説があります。そこで、レントゲンだと映らない部分があるので、エコーを使って検査してみたのですが、結果的に軟骨を痛めていることがわかりました。
前田: レントゲンでは判断できないこともあるんですね。
澤渡さん: はい、そもそも専門的な知識が無いと見落とすこともあると思います。その後、彼は病院で手術を受けることになったのですが、早期だったのですぐに復帰できたそうです。もしも、あの時に気がつかなかったら大変だったということで、ご家族の方からも大変感謝されました。
前田: 澤渡さんの機転が野球少年の未来を救ったのですね。
澤渡さん: 私は野球をしていた身だったので、可能性としてあるかなと思って病院で再検査をするように促しただけですが、結果的にそうなったことは嬉しいですね。自分の経験が生きたというか、しっかり患者様の容態を診るということの大切さも再認識させて頂いた経験になりました。
訪問の分野にも力を入れたい
前田: 最後に、澤渡さんの目標や夢についてお伺いしたいと思います。
澤渡さん: もっと地域に密着していきたいですね。この地域でケガをしたり、身体のお悩みがある方がすぐに「上北台接骨院に行ってみよう」と思って頂けるよう、定着したいと思っています。
前田: 地域の頼れる接骨院を目指していくということですね。
澤渡さん: それから、私はリハビリに関わっていた経験もあり、デイサービスとして往診に行くこともあったんです。今でも呼ばれた時には訪問しているのですが、事業として訪問をやるということも考えています。
前田: 高齢の方も増えてきていますし、訪問の需要は高まっていると聞きます。
澤渡さん: そうですね、私たちのような立場の人間が、病院では手の届かないところに手を届かせることで、地域の方々にも信頼してもらえるのではないかと思っています。
前田: 保険医療では行き届かないことは多くあります。そんな状況に対応していこうと考える、澤渡さんのこの先の事業に期待したいです。大変、興味深いお話を聞かせて頂きまして、ありがとうございました!
澤渡さん: こちらこそ、ありがとうございました!
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