こんにちは!ライターの前田です!
今回は髙島さんの開業秘話に迫ります!
築地たかしま治療院
◯住所: 〒104-0045 東京都中央区築地3-7-8 メゾンド平和田ビル204
◯電話番号:03-3541-5541
インタビューを受けてくださった髙島宏晃さま
前田: 本日はよろしくお願いします!
生涯の恩師との出会い
前田:まずは整体に興味を持った理由からお聞かせください。
髙島さん: 最初は中学生か小学生のころですね。子供の頃からサッカーをやっていて、怪我をしがちだったのですが、友達のお母さんから接骨院の先生を紹介してもらい、そこに通い始めたことがきっかけです。
当時は病院と接骨院の違いがよくわかりませんでしたが、先生の雰囲気にすごく惹かれたことを覚えています。普段お医者さんに見るような堅苦しさがなく、患者さんと楽しそうに接しているのが印象的でした。こういう仕事もあるんだと知り、将来的にはこんな先生のような仕事がしたいと漠然と思うようになりました。
実際にやりたいことが明確になった学生時代
前田: なるほど、小さい頃からその先生の姿勢に影響を受けたんですね。では、実際にその道に進むまでの下積み時代はどのようなものだったのでしょうか?
髙島さん: 大学ではスポーツ科学部に入り、スポーツ関連の勉強をしていました。当初は単にスポーツが好きだったので、トレーナーのような仕事につきたいと思っていました。ところが卒業後、実際に患者さんと接してみると、一般の方を相手にする町医者のような仕事のほうが自分に合っているのではないかと気づきました。
そこで資格を取得するため、整骨院や接骨院で修行を重ねました。当時はまだ無資格でも体に少し触れさせてもらえる時代でしたから、先生方からいろいろと学ぶことができました。そうした地道な下積みや現場経験を10年以上過ごしたので、かなり質の高い経験ができたと思っています。
経験の中で、確かな実力を実感していた
前田: 10年以上も修業されていたんですね!その中で独立を決意されたのは、何かきっかけがあったのですか?
髙島さん: ぶっちゃけたお話しですが、「もっと自由にやってみたい」と思ったことがきっかけです。当時お世話になっていた院では、院長を任されていたのですが「もっと患者さんのためにできることがあるのではないか…」と考えることは多かったと思います。
またその頃は5、6人のスタッフで切磋琢磨しながら仕事をしていたのですが、自分の施術には自信があり、お客様からの指名も多く、「これは独立してもやっていける!」と確信を持てた時期を境に実際に独立へ動き始めていたと思います。
もちろんすぐに独立したわけではなく、お世話になった前職の院にしっかりとけじめをつけて、辞めさせていただきました。この時期の経験はとても良いものだったと考えています。
開業時に見舞われた大きな試練
前田: 実際に開業してみて、予想外の大変さはありましたか?
髙島さん: 最大の試練は、開業時期が新型コロナウイルス禍の真っ只中だったことです。stay homeの影響で、来院が見込めていた患者さんの3分の1しか来てくれませんでした。一度来なくなると、なかなか再開してもらえず、新規開拓にも苦労しました。集客面では想定外の苦労がありました。
やりがいを感じる瞬間
前田: それは大変でしたね…逆に「この仕事やっていてよかった!」と思った瞬間はありましたか?
髙島さん: 以前勤めていた頃、2年近く通ってくれた患者さんが、2回も流産を経験されていました。当時は専門家から「無理」と言われていましたが、僕は「可能性はある」と伝えて施術を続けたところ、立て続けに2人のお子さんに恵まれたことがありました。
自分の施術に結果が結びついた瞬間で、とても嬉しかったことを覚えています。
前田: そんな奇跡のようなことでも現実にしてしまう施術を受けたら、私も受けてみたくなってしまいます。
髙島さん: 開業後も、「先生がいなくなったら困る」と言ってわざわざ通い直してくれる患者さんもいて、とても名誉なことだと思います。
前田: 素晴らしいエピソードですね。患者さんから頼りにされている証しですね。そうした評価の高さから、高島さんの施術力や人柄良さを感じます。
オールマイティさで勝負していきたい
前田:実際に店舗の強みも、妊活やマタニティをメインとしてやられているのですか?
髙島さん: 施術の特徴については、オールマイティに症状に対応できるところが自慢かもしれません。整体だけでなく、様々な施術法を組み合わせて使い分けられるので、患者さん一人ひとりに合わせた最適な施術ができるのが強みです。
一番多い症状は肩こりや腰痛ですが、それだけにとどまらず、妊活や生理不順などの女性の悩みにも対応できますし、単なる怪我の施術はもちろん、定期的なメンテナンスとしても来ていただいています。年齢層や性別を問わず、幅広い患者さんに通っていただいております。
前田: 多様な症状に対応できるオールマイティな施術スタイル、それが高島さんの最大の強みということですね。
自分なりの夢を実現していきたい
前田:最後に、これからの目標や理想を教えてください。
髙島さん: 独立したばかりでまだ手探りの状態が続いていますが、将来的には地域に根付いた”街の先生”のような存在になりたいと考えています。個人的にこじんまりとした雰囲気が好きなので、ゆったりと地域に溶け込んだ店舗を経営していきたいですね。私が青年期にお世話になった先生のように、施術を続けられる限り続けていきたいと思っています。
もちろん、規模を大きくしていくことも視野に入れています。独立してマンパワーが不足するのは承知の上ですが、スタッフの雇用など経営面での課題にも取り組んでいきたいと思います。恩師の先生に憧れを抱きつ、一方で自分なりのスタイルも確立していきたいですね。
前田: 分かりました。長年の下積みを経て、今度は自分の理想とするスタイルを追求していく段階という感じですね。最後に一言お願いします。高島さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
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