こんにちは!ライターの前田です!
今回は西院FREE整骨院 木村さんの開業秘話に迫ります!現在の治療方法に至るまでの苦労や、普段は話しにくいぶっちゃけ話なども全て聞いてきちゃいましたぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!
西院FREE整骨院
◯住所: 〒615-0052 京都府京都市右京区西院清水町4-2 サンサーラなかじま 1階
◯電話番号:075-874-5595
インタビューを受けてくださった木村さま
前田: 本日はよろしくお願いします!
奇跡は自分で起こすもの
前田: 最初に、このお仕事に興味をお持ちになったキッカケからお伺いしたいと思います。
木村さん: 突然なのですが、大学生の時にバイクの事故に遭いまして、右足の膝から下を切断したんです。手術で奇跡的にくっついたのですが、後遺症が残ってしまって足が動かせなくなったんです…。手術をしてくれたお医者さんは「くっついただけでも奇跡」だと仰っていたので、私もそう思おうとしたのですが、やはり諦められなかったんですね。
前田: そうですよね…!?まだ大学生で、これからという時に足が動かないのは辛いことだと思います。
木村さん: 病院側からは元には戻らないとキッパリ言われたけれど、何とか方法はないかと独学で治療方法を学び始めたんです。すると少しづつですが改善が見られ、ある時、自分の歩いている姿を鏡で見た時に、歩き方を変えなければと思いました。くっついた足を無意識に庇いながら歩いていたのをやめたんです。すると、みるみるうちに良くなって言ったんですよ。
前田: 諦めない気持ちで勉強されたことだけでも立派だと思いますが、そこから実際に回復されたのは驚きです。
木村さん: はい、医者に治らないと言われたのに治ったわけですから、とても貴重な経験だと思いました。そしてこの経験を同じような想いを抱えている人たちに伝えなければと決意したことが、この道を目指すキッカケとなりました。
前田: まさに、足がくっついたこと以上の奇跡が起きたわけですね。
木村さん: そうですね、諦めずに頑張った結果がさらなる奇跡に結びついたという感じでしょうか。
病院で得た経験を活かして独立
前田: 大学を卒業された後、柔道整復師を目指すために専門学校へと進まれたということですが、開業についてはすでにお考えだったんでしょうか?
木村さん: 独立自体はずっと頭にありましたが、最初はお世話になった病院に恩返しをする形で勤めようと思いました。約4年ほど病院に勤め、整形外科で3年半ほど仕事をしました。
前田: 長い間お勤めになっていたんですね。
木村さん: はい、まず病院では治療方法や手術をたくさん見させて頂きました。その後、スポーツにも携わり、見識を広げていったのですが、やはり自分の経験を伝えたいという想いもあり、独立へと舵を切っていきました。
前田: 実際に開業をされて、ご自身の思いなど、変わったことなどはありましたか?
木村さん: 自分の中で変わったことはありませんでしたね。やるべきことは勤めていても独立しても同じなので。ただ、経営に関しては苦手意識がありまして…特に人を育てるということについては難しいと感じています。
前田: やはりスタッフを育てることは大変なのですね。
リハビリができる整骨院
前田: 木村さんの医院の特徴や、他には無い強みについてお伺いしたいです。
木村さん: まず、当院がリハビリテーションを提供する整骨院というところですね。運動指導や運動療法などもしておりますので、ケガを治して終わりという形ではなく、元の良好な健康状態になるまでサポートさせて頂いております。
前田: リハビリは病院でするものというイメージがありますが、整骨院さんでそこまでケアしてもらえるのは助かりますね。
木村さん: 実際、施術などの操作法は比較的スムーズに行えるのですが、リハビリのために必要なのは動きの治療なんです。その動きがどのように行われているのかを評価して、ポイントを掴むのが難しいですね。
前田: 確かに、痛みの治療などはある程度、ポイントが決まっていると思いますが、動きの評価はかなり見る目がないと難しそうに感じます。
木村さん: そうですね、学校でも教えてもらえない部分でもあるので、諦めてしまう人も多いと聞きます。
前田: やはり、医者に治らないと言われたご自身のケガを治したい、という木村さんの強い想いがあったからこそ、諦めずに身につけることができたのではないかと思います。
自分の経験が、嬉しい言葉に繋がっている
前田: お客様から言われて嬉しかった言葉や、心にのこるエピソードなどをお聞かせ頂きたいです。
木村さん: 医者から匙を投げられて困っている患者さんや、最後は手術しかないと言われていた患者さんが、手術を受けずに治っていく場面に立ち会えることが嬉しいですね。自分も同じような経験がありますので、本当に嬉しく思います。
前田: 手術を回避できることは、患者さんにとっても大きな負担が無くなります、その後の不安も減りますね。
木村さん: あとは、「どこに行ってもしてもらえなかった説明をしっかり聞けた」と言われることが嬉しいです。やはり自分の体に何が起きているのか、どういった状況なのかを皆さん知りたいんですね。なので、当院ではカウンセリングや説明をしっかり伝えるようにしています。
前田: ご自身のゲガをご自身で完治なさった木村さんの言葉だからこそ、説得力もありますね。
今後の整骨院の在り方を考える
前田: 最後に、木村さんの今後の目標や展望についてお伺いしたいと思います。
木村さん: まず、今の整骨院の現状についてなのですが、個人経営の医院が厳しい状況に立たされています。業界にチェーン店が増えたこともあり、個人店舗が押されてしまっているんです。私は個人経営が生き残っていくためには、先生の個人の能力を高めていくことが大事だと思います。そして、個人医院の先生同士で協力し合えるチームを作りたいんです。
前田: プロフェッショナル集団を結成するという感じですね。
木村さん: そうですね、良くも悪くも画一化されたサービスを売るチェーン店に対抗するには、今一度、プロをプロとして確立させることだと思います。そのためにセミナーなどで同じ目標を持つ人と繋がったり、新しい人を育てていくという活動を始めています。
前田: チェーン店はパッと行きやすいですが、自分に合った施術をしてくれるか不安があります。しかし木村さんのような先生がたくさんいらっしゃって、自分に合った施術を選ぶことができたら整骨院のイメージも変わりますね。木村さん、面白いお話をお聞かせ頂きありがとうございました!
木村さん: こちらこそ、ありがとうございました!
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